■ジャッカー電撃隊■
1977/04/09〜1977/12/24
全35話

ジャッカー電撃隊
スペードエース
ダイヤジャック
ハートクイン
クローバーキング
ビッグワン

キャラクター
テクニック
メカニック

犯罪組織クライム
■キャラクター■
鉄の爪(アイアン・クロー)
クライムボス
兵士クライマー
クライムライダー
シャイン
四天王ロボ
機械怪物/侵略ロボット

放映リスト
参考文献
スタッフリスト

犯罪組織クライム/キャラクター

鉄の爪(アイアン・クロー)

【首領】 てつのつめ(あいあん・くろー)

犯罪組織クライムの首領。
その素性、年齢などはいっさい不明。武器に杖とメカの右手を持ち、その容姿から「アイアン・クロー」と呼ばれるようになった。まさに、犯罪シンジケートを操るにふさわしい謎の人物である。
また、一見奇異に見えるその銀色に輝く衣装も、配下に恐怖を与えるにたるもので、心理的効果を考慮に入れたものと思われる。
普段は要塞島の司令室デスクより、クライム・ボスやデビルロボットなどに命令を下しているが、必要に応じては、自らも出撃する。変装が得意で、どんな人間にも一瞬にして化けることができ、その変装術を用いて数々の犯罪に関与している。また、拳法の使い手でもあり、ジャッカー基地に乱入したこともある。念力のようなエネルギー波をロボットに送り込むことも出来る(#29)。
性格は冷血で残忍。ミスを犯した手下は平然と殺してしまう残虐な人物。世界の犯罪の多くを演出する犯罪シンジケート・クライムを束ね、世界中を犯罪に満ちた無法の世の中にしようと企んでいる。真の支配者・シャインの出現後は世界征服とその目的を明確化させた。
クライム要塞島に乗り込んできたジャッカーを殲滅するために、自らの身体に強化改造を施して「戦士鉄の爪」となり、最終決戦に挑む(#35)。だが、真の支配者・シャインの姿(小さな機械の塊)を見せ付けられた鉄の爪は激怒し、ジャッカーに襲い掛かるが、『ビッグボンバーどぶねずみ』に敗れ去って絶命した。

【#1〜26、29〜35、劇場版】

鉄の爪

【武器】 てつのつめ
アイアン・クローの武器。手首から発射され、相手のノドに食い込み放電する。失敗を犯したクライムボスやクライマーを処刑するために使う恐怖の爪である。
■石橋雅史/いしばし まさし
1933/01/04生(初登場放映当時:44歳) 福岡県出身
バトルフィーバーJ・#4「ベンガルの虎(ネンリキ怪人)」、レギュラー「ヘッダー指揮官(二代目)」
科学戦隊ダイナマン・レギュラー「カー将軍」
高速戦隊ターボレンジャー・レギュラー「暴魔博士レーダ」
鳥人戦隊ジェットマン・#27「泰元上人」
獣拳戦隊ゲキレンジャー・劇場版「ヤン」

クライムボス

【幹部】 くらいむぼす

クライムの活動は、密輸、麻薬売買などに代表される犯罪行為一般であるが、それだけに、地区ごとのコネクションが必要となる。そのために、クライムには各地区や作戦ごとに担当の幹部格のクライムボスが存在する。
クライムボスは、クライムから一地区へ派遣されるという型ではなく、地区ごとの犯罪組織のボスがクライムの傘下に入るという形が多いようで、そういった意味では直属の幹部はあまり存在しないようである。
彼らは犯罪経歴上、その本名を明確にすることは少なく、地区の名を冠して、「東京ボス」、「横浜ボス」などと呼ばれ、日々クライムのために部下を率いて暗躍を続ける。特に東京ボスは、長年に渡って国際科学特捜隊と戦い続けたことで、その地位も高いようである。
以上のような地区のシンジケートによるボス以外にも、利害で結ばれた関係のボスもいる。
これは、一つの計画や犯罪などを担当している、特別一区域に関係しない者たちで、これらの人間も全員「クライムボス」と呼ばれる。このクライムボスも、さらに二つのパターンに大別することができ、一つの使命のために地下活動に徹するものと、もともと一般の人間として生活していた者が、クライムとのギブアンドテイクの関係を持っているものとである。前者は、桜井の設計図を狙ったクライムボスに代表できるように組織直属の雰囲気が強いが、後者はジャン武藤のように名士であることが多く、それだけに市民の中に根を張っていることになる。
クライムボスは、組織によってその安全が保障されている。そのため、ボディガード用に親衛隊を持つことを許されたり、デビルロボットを与えられたりしている者もいる。それだけに、クライム内での責任も重く、任務に失敗した者には鉄の爪による死刑が待ち受けている。
また、裏切り行為が最大のマイナス要因と考えられており、裏切り者には容赦ない死の制裁が与えられる。しかし、組織を裏切ろうとしたクライムボスは、いまだ一人しか存在していない。
もちろん失敗をした場合はアイアンクローによって死刑にされることが多い。


兵士クライマー

【戦闘員】 へいし くらいまー

デビルロボットの犯罪遂行を補助する戦闘兵士。
犯罪者を人体改造した集団らしく、集団行動をとって犯罪の最前線で暗躍する。その数はかなりに及ぶが、どういった経路でクライマーが生まれるのかは不明。
前期はレザー製のマスクを着用し、後期は布製のマスクとなる。終期になると、のぞき穴の部分に赤い布が入るようになった。
武器は漆黒のサーベル短剣とサブマシンガン・ステンMk-2、手榴弾。その兵士としての能力はかなりの水準で、剣技や銃器の扱いなどは、一流の軍隊でも太刀打ちできないものがある。
クライマーの中には、クライムボス親衛隊がいるらしいが、その姿が画面に現れたことはない。ただし、親衛隊員は襟元に親衛隊員バッジを着けている。


クライムライダー

【構成員】 くらいむらいだー

7話に登場したオートバイライダー。抜群のバイクテクニックを駆使して、ジャッカーXの設計図を奪い逃走し続けた。
正体は最後まで不明。フェラーリBBをジャックした。


シャイン

【支配者】 しゃいん

犯罪組織クライムの黒幕。
鉄の爪も怖れる謎の権力者で、真の支配者。鉄の爪を利用し、機械怪物を使った軍資金の調達を行い、地球征服を企むことが目的のようであるが、その全容はジャッカーによって砕かれたために誰も知るところではない。
天空よりまばゆく赤い光を放ちながら、光の玉となって鉄の爪を威圧し、犯罪の指令を伝えている謎の存在。しかしその命令は絶対であり、鉄の爪においても逆らうことは不可能である。
時には、宇宙怪物的な影を見せたこともあるが、その正体は「シャインメカ」と呼ばれる球体の人工頭脳型メカであった。しかしそれがシャイン自身である確証は何もなく、地球征服を企む第二銀河系シャイン星の宇宙人が、シャイン星からこのメカを通じて指令を伝達していたという説もあるが、定かではない。その能力はいまだもって不明である。

シャインの侵略の危機が過ぎて後、クライムは生きていたアイアン・クローを中心に再編成を図っている。すなわち、世界に散っていた四大軍団の集結であるが、この新生クライムは、アイアン・クローが真の首領となっていたようである。

【♯23〜25、27、31、34、35】

■声:依田英助/よだ えいすけ
1927/10/15生(初登場放映当時:49歳) 東京都出身
秘密戦隊ゴレンジャー・#51「ミスターX」、「鉄輪仮面、鉄グシ仮面、フォーク仮面、他(声)」
ジャッカー電撃隊・「デビルフラワー、デビルスパイダー、デビルアクマ、他(声)」、#25「ハイカー」
バトルフィーバーJ・「ナウマン怪人、ドラキュラ怪人、セミキラー怪人、他(声)」、#35「太田黒慎造」
電子戦隊デンジマン・「ルパンカメラー、ダートラー、サキソホンラー(声)」
太陽戦隊サンバルカン・「シーラモンガー、ナウマンモンガー、ヤキュウモンガー、他(声)」
大戦隊ゴーグルファイブ・レギュラー「総統タブー(声)」
科学戦隊ダイナマン・「サイシンカ、サンヨウチュウシンカ、ヘビシンカ、他(声)」
電撃戦隊チェンジマン・「ガブー、ゾビー、ゴースト、他(声)」
光戦隊マスクマン・劇場版「ホーンドグラー(声)」
超獣戦隊ライブマン・「ファイヤーヅノー、サイセイヅノー、レーヅノー(声)」
高速戦隊ターボレンジャー・「トリツキボーマ、ドロロボーマ、ノッペラボーマ、他(声)」
地球戦隊ファイブマン・「オオカミルギン、イカタマギン、銀河魔神剣サーベルギン(声)」
鳥人戦隊ジェットマン・#9「ファッションジゲン(声)」
恐竜戦隊ジュウレンジャー・「ドーラジン、ドーラタランチュラ(声)」
五星戦隊ダイレンジャー・#26、27「壺道人(声)」
超力戦隊オーレンジャー・#26「バラゴブリン(声)」
救急戦隊ゴーゴーファイブ・#4「高部重吉」
侍戦隊シンケンジャー・#16「老人」

四天王ロボ

【怪物】 してんのうろぼ
■最期:ゴレンジャーハリケーン・ビッグボンバー

ゴレンジャーとジャッカーの共同戦線により、形勢不利と見た鉄の爪の指示によって、クライムの四天王が合体した超ロボット。その足は、戦車のようにキャタピラでの走行が可能で、頭部には強大な砲門を装備している。腹部にて、ハリケーンボールも吸収してしまった。
四天王がスクラムを組んで、「四天王合体!」の掛け声と共に変身を遂げる。
「ゴレンジャーハリケーン・ビッグボンバー」の前に、さしもの無敵ロボも砕け散った。

【劇場版】

■声:飯塚昭三/いいづか しょうぞう
1933/05/23生(初登場放映当時:43歳) 福島県出身
秘密戦隊ゴレンジャー・「三ヶ月仮面、ツバサ仮面、角仮面、他(声)」
ジャッカー電撃隊・「デビルキラー、デビルドリル、デビルマイト、他(声)」
バトルフィーバーJ・レギュラー「サタンエゴス(声)」、#35「大富豪」
電子戦隊デンジマン・「ムササビラー、シャボンラー、チカゲリラー、他(声)」、#46「五代万作」
太陽戦隊サンバルカン・レギュラー「ヘルサターン総統(声)」
電撃戦隊チェンジマン・「ジーグ、ダブン(声)」
地球戦隊ファイブマン・「ゴキラーギン、ブタルギン、コガネギン、他(声)」
恐竜戦隊ジュウレンジャー・#37「ドーラ金角(声)」
激走戦隊カーレンジャー・#38「PPチープリ(声)」
星獣戦隊ギンガマン・#27「モルグモルグ(声)」
百獣戦隊ガオレンジャー・OV「ラクシャーサ(声)」
轟轟戦隊ボウケンジャー・劇場版「ハイド・ジーン(声)」
天装戦隊ゴセイジャー・#1〜15「モンス・ドレイク(声)」

仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z「魔王サイコ(声)」

サハラ将軍

【クライム四天王】 さはらしょうぐん
サハラ砂漠を根城とする、クライムのサハラ軍団を率いる。剣術の達人で、目にも止まらぬ居合いを誇り、これによってミドレンジャーのニューメランをも弾き返した。ゴレンジャーは、このサハラ将軍とその一団を追い、日本に舞い戻ってきた。
多彩な武器を持つサハラ軍団の戦闘兵士は、ゾルダーに酷似している。
サハラ軍団のリーダーたる威厳を持つ。サハラ軍団は、他の軍団に比べて最も銃器類の装備が厚く、それをもって第二燃料部隊を襲い、ウランを奪い去った。
【劇場版】
■天本英世/あまもと ひでよ
1926/01/02生 - 2003/03/23没(享年77歳)(当時:52歳) 福岡県出身

UFO船長

【クライム四天王】 ゆーふぉーせんちょう
鉄の爪の指揮の下、他の3軍団が奪ったウランを使って大量の水爆を製造し、世界7ヶ国を空爆するUFO作戦の宇宙円盤を指揮する。UFOの飛行テストも兼ねてジャッカーの誘き出しをはかり、その隙に他の軍団に燃料部隊を襲わせた。
レイピアを自在に操り、ブルーチェリーさえも叩き落してしまう。鉄面男爵、サハラ将軍、地獄拳士らとともに合体を行うことで、無敵の四天王ロボとなり、ゴレンジャーやジャッカーたちに襲い掛かった。UFO船長の円盤は、光速による宇宙空間航行を可能とし、スカイロケッターの直撃にも耐える特殊金属で作られたものである。
UFO船長の率いる戦闘兵士は、白い頭巾をかぶっている。主にUFOの操縦を行うが、レイピアを使った攻撃も得意である。
【劇場版】
■安藤三男/あんどう みつお
1928/08/26生 - 没年月日不詳(初登場放映当時:49歳) 東京都出身
秘密戦隊ゴレンジャー・レギュラー「黒十字総統(初代)」
電子戦隊デンジマン・#8「老人」

地獄拳士

【クライム四天王】 じごくけんし
クライム四天王の一人。武闘派の殺人集団として、モンゴルにその名を知らしめた拳闘士軍団の長である。血を見ることを至上の喜びとする残忍な性格の持ち主で、アカとスペードの二人を相手に、なおも圧倒する超破壊拳を繰り出す。
拳闘士軍団を引き連れて、第三燃料部隊に襲撃をかける。軍団は特定の武器を持たないが、装甲車やジープなどの車両兵力は装備している。
拳闘士軍団の戦闘兵士は、全員身のこなしが軽い。容姿はクライマーに似ている。
【劇場版】
■金田 治/かねだ おさむ
1949/08/31生(当時:28歳)
ジャッカー電撃隊・#10、劇場版2(技斗)
バトルフィーバーJ・#7〜52(技斗)
鳥人戦隊ジェットマン・#1、2(アクションコーディネーター)
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦(監督)
特命戦隊ゴーバスターズ・#15、16、39、40(本編監督)
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z(監督)

鉄面男爵

【クライム四天王】 てつめんだんしゃく
ヨーロッパを中心に暗躍する鉄面軍団のリーダー。その名の通り、鋼鉄の鎧に身を固め、モモイヤリングの攻撃にもビクともしない。鉄面軍団を率いて科学特捜隊の第一燃料部隊を襲い、多量の貯蔵ウランを強奪した。
槍を武器とするほか、ボーガンも使いこなす。鉄の爪の招集を受ける前は、ヨーロッパで仮面ライダーV3と闘っていた。
鉄面軍団の戦闘兵士は、機関銃やジープを兵力としている。
【劇場版】
■潮 建志/うしお けんじ
1925/03/23生 - 1993/09/19没(享年68歳)(当時:53歳) 東京都出身
秘密戦隊ゴレンジャー・#14「執事」(潮 健二名義)、#50「講釈師」(潮 健児名義)
ジャッカー電撃隊・#5「クライムボス」
バトルフィーバーJ・レギュラー「ヘッダー指揮官(初代)」
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