■電子戦隊デンジマン■
1980/02/02〜1981/01/31
全51話

電子戦隊デンジマン
デンジレッド
デンジブルー
デンジイエロー
デンジグリーン
デンジピンク

キャラクター
テクニック
メカニック
ロボット

ベーダー一族
■キャラクター■
ヘドリアン女王
ヘドラー将軍
ミラー
ケラー
ダストラー
バンリキ魔王
バンリキモンス
ベーダー怪物

放映リスト
参考文献
スタッフリスト

ベーダー一族/キャラクター

ヘドリアン女王

【首領】 へどりあんじょおう

ベーダー一族の最高権力をもつ女王。水晶玉で、すさまじい妖魔力・妖魔術を使う。
美しいものを憎悪し、腐った世界をなによりも望んでいる。その一方で、自分の美貌には絶対の自信を持っており、ミラーを鏡に変身させては美しさを確認しているナルシストな面を持つ。
人間の絶望、哀しみ、涙、苦悩、苦痛を至上の喜びと感じ、地上世界のすべてをヘドロで汚染してしまおうと、あらゆる星を侵略していく。
バンリキ魔王の命令で特攻機に乗るヘドラー将軍の身を案じ、出撃を止めようとするなど、家臣や一族に対する愛情は非常に強く、それだけに、ベーダー内部をかき回したバンリキ魔王に対する憎悪はことさらであった。ベーダー怪物には我が子のような愛情を抱いており、ダイデンジンにはねられた怪物の首を城内に安置して慈しむ姿も見られた。
「海蛇とヘドロのスープ」や「青酸ガスで炒めたエスカルゴ」など、人間の感覚を超越したゲテモノを食している(17話)。
度重なる侵略の失敗の連続に、毎夜、憎きデンジマンの悪夢にうなされており(20、41話)、歯ぎしりのし過ぎにより虫歯になってしまったことも(24話)。
劇中で年齢が7600歳を迎えた。また、ベーダー織りの着物を作るために体を採寸されたことがあるが、スリーサイズは全て98cmであった(35話)。
最終回で家臣たちを全て失って戦意を喪失した女王は、幻影を使ってデンジマンに再会の言葉を残し、しばしの休息をとるべく、いずこかへと姿を消していった…。

【#1〜51、劇場版】
【デザイン:野口 竜】

■曽我町子/そが まちこ
1938/03/18生 - 2006/05/07没(享年68歳)(初登場放映当時:41歳) 東京都出身
バトルフィーバーJ・#3「東英社編集長(デスマスク怪人)」
太陽戦隊サンバルカン・レギュラー「へドリアン女王」
光戦隊マスクマン・#30「ララバ」
恐竜戦隊ジュウレンジャー・レギュラー「魔女バンドーラ」
魔法戦隊マジレンジャー・劇場版、#48、49「天空大聖者マジエル」

ヘドラー将軍

【幹部】 へどらーしょうぐん
■武器:サーベル、ベーダーの剣
■最期:電子満月斬り

一族の戦闘司令官として作戦の立案を行い、陣頭指揮を執る誇り高きベーダー一族の将軍。
非情で冷静沈着であり、ヘドリアン女王の信望も厚く、女王には絶対の忠誠を尽くす。ベーダー魔城の操舵手でもある。
ベーダー一族を内部から撹乱するバンリキ魔王には激しい嫌悪感をあらわにしており、魔王より先にデンジマンを倒そうと躍起になっている。48話ではサッカラーの処刑に横槍を入れるバンリキ魔王と剣を交える。様々な場所に移動しながら火花を散らした。
頭脳戦においても実力を発揮し、剣術に長け、その戦闘指揮力は目を見張るものだが、今ひとつというところで毎回デンジマンに敗退している。
変装して作戦の実行にあたることも多く、人間をだますために愛想のいい営業スマイルを振りまいている。40話では「ロッキー鬼浜」を名乗り、ボクサーを邪悪な陰謀に巻き込んだ。
武人らしく、あくまでデンジレッドとの一騎打ちにこだわり、カラクリラーの助勢を余計なことと一括する、紳士的な振る舞いも特徴的。
打倒デンジマンの悲願達成のため、自らを怪物と化す『ベーダーの剣』を女王から授かり、怪物化&巨大化。あくまでも1対1の真剣勝負を望み、デンジマンに対して正々堂々と戦いを挑む。剣から電光を発して動きを封じ、電撃放射を浴びせてダイデンジンを苦しめる。戦闘はいいところまで持ち込むが、「デンジ剣電子満月斬り」の痛恨の一撃を剣で受け止めたものの、剣もろとも一刀両断にされ爆発、散っていった・・・。
電子戦隊は、武人として戦死した将軍に対し敬礼を送って弔った。
兜にはベーダー怪物同様、左右非対称のデザインが取り入れられている。

【#1〜50話、劇】
【デザイン:野口 竜】

■香山浩介/かやま こうすけ
1955/03/01生(初登場放映当時:24歳) 神奈川県出身
ジャッカー電撃隊・#13「岩崎竜一」(望月賢一名義)
バトルフィーバーJ・#39「関根直人助教授(ハイド怪人)」

ミラー

【スパイ】 みらー
■武器:短剣、吹き矢、パチンコ
■最期:失明して暴れ回るバンリキ魔王のナイフ槍によって水晶玉が叩き壊される

自らが吹く特殊な音波を出す笛の音で、ベーダー怪物やダストラーを呼び出し操る金色の秘密諜報員。ヘドリアン女王やヘドラー将軍の地上侵略行為を補佐する役目を持ち、人間に変装して暗躍する。ケラーと一緒に人間に化けて破壊工作を行う。
その名の通り、ヘドリアン女王専属の姿見にも変身し、女王の姿を映して、美しいと誉め称えている。また、水晶玉にも変身する。変身能力のほか、腰に常備した短剣や吹き矢を武器とする。34話では、パチンコを使って善のビーダマを打ち砕いていた。
最期はベーダー城を蹂躙したバンリキ魔王に寝返ったフリをして、バンリキモンスの弱点を見つけ、女王に密告。水晶玉に変身してバンリキモンスを倒す映像を女王に見せるが、逆上した魔王が暴れ回った際に水晶玉が叩き落され、女王の目の前で絶命した。
小悪魔的に可愛らしくを心掛けてデザインされている。

【#1〜51、劇場版】
【デザイン:野口 竜】

■美川利恵/みかわ としえ
1953生
バトルフィーバーJ・#21、22「ゼロツー」

ケラー

【スパイ】 けらー
■武器:短剣
■最期:バンリキ魔王の仕込み剣

ミラーとともに電子戦隊の情報収集にあたる秘密工作員。銀色の衣装を身にまとっている。女王の身辺の世話をする侍女であるとともに、デンジマンの行動を監視したり、ダストラーを率いてベーダー怪物の地上侵略の補佐的な役目も担っている。
また、有事の際には身辺をガードし、女王を守る楯へと変身することができる。
頭に緑色の石を持ち、催眠光線を発射して相手を操る事が得意。また、ミラーと同様、変装術が得意で、人間社会に潜入して任務を遂行する。踊りも得意。
ミラーとは握りが異なる短剣を武器に使う。
最期はバンリキ魔王の放った仕込み剣から女王を守るために身を挺して楯へと変身するが、逆にナイフで串刺しにされて絶命してしまう。
役者に合わせてセクシーなデザインとなっている。

【#1〜51、劇場版】
【デザイン:野口 竜】

■湖条千秋/こじょう ちあき
1955/12/12生(初登場放映当時:24歳) 兵庫県出身

ダストラー

【戦闘員】 だすとらー

ベーダー怪物の作戦を補佐する一般戦闘員。作戦の実行から兵器の開発まで、その能力と役職は多岐に渡る。パンチローラーをボスに、「ダストラーローラー部隊」なるものも結成された。ベーダー戦闘機の操縦もする。17話では、女王の御前試合で、骨が砕け互いに傷つけあう暴力的なベーダー野球に興じていた。
ベーダー怪物と異なり、一個の卵から複数のダストラーが孵化する。原始的な単純細胞による即席怪物であるためか、忠誠心にやや欠ける面があり、バンリキ魔王によるベーダー城での反乱の際には、加担する者も多く見られた。
ミラーの笛の音で、突然神出鬼没に現われる。
大きな鎌を持ち、集団で電子戦隊に襲い掛かる。また、マシンガンやベーダー戦闘機などの近代兵器の取り扱いにも慣れている。
語源は「Dust(屑)+ラー(ベーダーの共通語尾)」。
幹部たちと同じく身体に骨を意識した模様が描かれており、マスクもドクロを簡易化してシンプルにデザインされている。

【デザイン:野口 竜】


バンリキ魔王

【アウトロー】 ばんりきまおう
■武器:巨大なナイフ槍、仕込み剣、火の玉攻撃
■最期:デンジブーメラン

海ヘビ座暗黒星雲の出身で、ヘビ座をシンボルとしており、その中の異常なほどの光を放つ星に乗って、地球にやって来た「宇宙の流れ者」。デンジ星人を憎み、デンジ星人の反応を地球に感じて地球へ現われた。
生きとし生ける者すべてを呪い、喰らい尽くさないではおかない地獄の使者で、デンジ星人の血を引く者への呪いは特に凄まじい。
50年間眠りながら宇宙をさまよっていたが、血の匂いによって目覚め、デンジマンを一人ずつ襲撃してからベーダー魔城に現れた。以後、ベーダーに取り入って用心棒となるが、たいへんな酒豪で、ベーダー魔城ではいつも酒を飲んでいる。酒の肴にベーダー怪物の卵を食べてヘドリアンに叱責を買ったことも。
手甲から飛び出る仕込み剣と巨大なナイフ槍を武器とし、自らを火の玉に変えて攻撃し、自分の意思で巨大化もできる。恐るべきパワーと強靭な肉体を誇り、デンジマンを苦しめた。
無法者で礼儀知らず。自らの強い野心と本能のままに、殺戮と破壊を繰り返すことを至上の喜びと痛感している。
48話では、ベーダー魔城のっとりの機をうかがい、ベーダー怪物・サッカラーを使って反逆を企てるも、ヘドリアン女王の反撃で捕らわれの身となってしまい燭台にされてしまう。だが、バンリキモンスの誕生で魔王は復活。立場は逆転し、ベーダー城を再び手中に収めた魔王は、女王たちを投獄。女王を失権させ、ベーダー魔城を占拠してしまった。
意気揚々とデンジマンとの全面対決に打って出た魔王とモンスは、デンジマンを圧倒し、勝利の祝杯をあげる。だが、眼前でミラーとケラーを殺害された女王は、怒りの妖魔力を使って魔王の目を失明させる。目が見えなくなった魔王は地上に落とされ、デンジマンのとどめの一撃「デンジブーメラン」が炸裂し、爆発、四散していった・・・。
演じる大前均が左利きのため動きやすさを考慮し、デザインと造型では鎧の形状が左右逆になっている。

【#37〜40、42〜51】
【デザイン:野口 竜】

■大前 均/おおまえ きん
1935/12/19生 - 2011/03/01没(享年75歳)(初登場放映当時:44歳) 岐阜県出身
秘密戦隊ゴレンジャー・#78「黒川隊員」
ジャッカー電撃隊・#20「クライムボス」
バトルフィーバーJ・#16「格闘技怪人・格闘技ロボット」(大前 鈞名義)
大戦隊ゴーグルファイブ・#6「ヘルマスク」

バンリキモンス

【アウトロー】 ばんりきもんす
■武器:念力、念動波、白いガス
■最期:電子満月斬り

バンリキ魔王の相棒的怪物で、誕生直後、魔王と共にベーダー魔城をたちまち制圧した。口から吐く白いガスでダストラーをミクロ化し、ミクロ化したダストラーはバンリキ魔王が「珍味じゃ」と言って食べてしまった。意のままに破壊活動を繰り返す。
「ビーッグ!」の掛け声で体の大きさを自由自在に変えられるのが特徴。超能力を使い、遊ぶが如く破壊活動を行う。また、飛行能力も備えており、都市上空を自在に飛び回る。腹が減ったら魔王同様、ベーダー怪物の卵さえ食べてしまう。
長いシッポを振り回し、逆コマ回し、でんぐり返し、金縛り、コマ回し、シビレ固め、小枝飛ばしなど様々な念力を発揮。強力な念動波が武器で、あらゆる物体を操るが、その力の源であるシッポの念力発信器が弱点。魔王の仕込み剣からエネルギーを充電する。
ダイデンジンの回路を破壊して再起不能にまで追い込んだが、女王からの密告で、モンスの弱点がシッポにあると知ったアイシーは、自らダイデンジンの指令回路となって不動だったダイデンジンを動かした。デンジ剣の電撃でシッポを攻撃されたバンリキモンスは、「電子満月斬り」を浴びて爆発四散した。

【#49〜51】
【デザイン:野口 竜】

■声:飯塚昭三/いいづか しょうぞう
1933/05/23生(初登場放映当時:47歳) 福島県出身
秘密戦隊ゴレンジャー・「三ヶ月仮面、ツバサ仮面、鉄人仮面テムジン将軍、他(声)」
ジャッカー電撃隊・「デビルキラー、デビルドリル、デビルマイト、他(声)」
バトルフィーバーJ・レギュラー「サタンエゴス」、#35「大富豪」
電子戦隊デンジマン・「ムササビラー、シャボンラー、チカゲリラー、他(声)」、#46「五代万作」
太陽戦隊サンバルカン・レギュラー「ヘルサターン総統(声)」
電撃戦隊チェンジマン・「ジーグ、ダブン(声)」
地球戦隊ファイブマン・「ゴキラーギン、ブタルギン、コガネギン、他(声)」
恐竜戦隊ジュウレンジャー・#37「ドーラ金角(声)」
激走戦隊カーレンジャー・#38「PPチープリ(声)」
星獣戦隊ギンガマン・#27「モルグモルグ(声)」
百獣戦隊ガオレンジャー・OV「ラクシャーサ(声)」
轟轟戦隊ボウケンジャー・劇場版「ハイド・ジーン(声)」
天装戦隊ゴセイジャー・#1〜15「モンス・ドレイク(声)」
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z「魔王サイコ(声)」
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