■獣拳戦隊ゲキレンジャー■
2007/02/18〜2008/02/10
全49話

獣拳戦隊ゲキレンジャー
ゲキレッド
ゲキイエロー
ゲキブルー
ゲキバイオレット
ゲキチョッパー

黒獅子リオ
メレ獣人態
四幻将メレ
メレ

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参考文献
スタッフリスト

メレ獣人態

【キャラクター】 めれ じゅうじんたい
メレ獣人態
「理央様の愛のために生き、理央様の愛のために戦う、ラブウォリアー!」

側近として理央に仕える、臨獣カメレオン拳の使い手。普段は人間の姿をしているメレも、戦うときには獣人態に変身する。
獣人態の姿では臨気で全身をコーティングして自在に姿を消し、音もなく背後から忍び寄り、敵を暗殺する女拳士。鞭のように長く伸びる舌と2本の釵を武器にして戦う。また、舌で体の秘孔を突き刺して、血潮と細胞を燃料化し、活性化させる「無限烈破」というリンギも使える。実力はなかなかのもので、ゲキレンジャーと互角以上に渡り合うほどだ。
残忍な性格で、使命に失敗した者は、部下でさえ容赦なく始末する。理央の命じるままにリンシーたちを率いて、攻撃の指揮を執った。
リンギ「招来獣」でリンビースト・リンカメレオンを出現させることができる。

■身長:184cm ■体重:55kg
【スーツアクター:蜂須賀祐一】

【武器】 さい
メレ獣人態が使用する2本の短剣。

臨獣カメレオン拳

【拳法】 りんじゅうかめれおんけん
カメレオンを手本とし、姿を消して多彩な技で敵を翻弄する獣拳で、臨獣殿の幹部・メレが使う。

無限烈破

【リンギ】 むげんれっぱ
秘孔に舌を突き刺した者の細胞と血潮を燃やして、その臨気を高め、命と引き換えに一時的な強さを引き出すメレ獣人態の恐るべきリンギ。自分に対しても使ったことがある。
2話でマキリカに対して使用したが、36話では秘孔を間違えたことも。

絡撃拳

【リンギ】 らくげきけん
ブラコの大蛇砲を2本の釵で受け止め、臨気を込めて自分の力を乗せ弾き返すメレ獣人態のリンギ。

舌禍繚乱

【リンギ】 ぜっかりょうらん
鋭い槍のように舌を伸ばして、連続で敵に突き入れるメレ獣人態のリンギ。

無効消波

【リンギ】 むこうしょうは
敵の急所に長い舌を突き刺して、気の流れを止めることによって動きを封じるメレ獣人態のリンギ。

可憐突破

【リンギ】 かれんとっぱ
ゲキレンジャーと連携して高く舞い上がり、2本の釵を構えて敵に体当たりして粉砕するメレ獣人態の秘伝リンギ。

四幻将メレ

【キャラクター】 しげんしょう めれ

幻獣フェニックス拳の使い手。
「血盟の儀式」を交わして臨気を幻気に変え、鳳凰の力を手にしたメレの幻獣態。臨解放で臨気を解き放ち、幻獣拳士となった姿。
幻気によって超火炎を生み出し、「火将危願」などの炎のゲンギを得意とする。以前とは比較にならないパワーを手に入れたが、後にロンの企みを知り、幻気を消し飛ばして臨獣カメレオン拳使いへ戻った。

■身長:202cm ■体重:60kg
【スーツアクター:蜂須賀祐一】

幻獣フェニックス拳

【拳法】 げんじゅうふぇにっくすけん
幻獣フェニックスを手本とした、炎を我が物とする獣拳。臨獣殿の幹部・メレが臨獣カメレオン拳を超越して修得した。幻気の力で空気中の酸素などを発火させることによって、超火炎を生み出すことができる。

幻気充填

【ゲンギ】 げんきじゅうてん
メレ獣人態が幻気を纏い、幻獣フェニックス拳使いとしての姿を現すために用いられる四幻将メレのゲンギ。

火将危願

【ゲンギ】 かしょうきがん
全身を超高熱の炎で包みこみ、一面を焼き尽くす、四幻将メレ最大の必殺ゲンギ。

メレ

【キャラクター】 めれ

自分を甦らせてくれた理央にすべて捧げて愛する健気な女拳士・メレ。激臨の大乱で命を落とした臨獣カメレオン拳の使い手。
古の時代の女拳士だったが、死後もなんらかの理由で深い悲しみと憎悪を持ち続けていたのを理央に見込まれ、彼の秘術で臨獣殿の片腕として甦らされた。「俺はお前の心に共鳴する…お前は強さを求める俺を助けるがよい」の言葉とともに。そのため、理央には全身全霊、無償の愛を捧げている。彼の前では甘えた声を出して可愛く振る舞うが、ときに愛が暴走し、力を求める彼を「私の愛の一撃で癒してあげたい」と背後から攻撃することも。
理央のためならどんな危険や障害の中にも飛び込んでいき、理央が野望の達成に近づいていくことに最上の喜びを感じる。だが理央は、彼女のことなど歯牙にもかけなかった。
ところが、メレが拳魔ラゲクを甦らせたときのこと。ラゲクは理央とメレの本当の力を呼び起こそうと、理央に毒を射ち込む。彼を助けたければシャーフーを倒せとメレに命じたのだ。力の限り戦うメレ。これ以上、大技を放てば自分が死ぬ…とそのとき、理央が自らの臨気で毒を打ち払い、倒れたメレを抱きとめて助けた。「理央さま、私のために…」、感激のあまり言葉を失うメレだった。
人間の姿なのは、実は彼女のリンギによるもので、実態はリンリンシー=死者のまま。与えられたのはあくまで仮の命。そのため五毒拳のブラコから、死者に本当の生を与える『真毒』をエサに理央への謀反を持ちかけられもしたが、「あたしにとって『生きる』ってことは、理央さまのそばにいるってこと」と、生よりも理央を選んだ。ジャンも、「あいつ、ケナケナ」と気づくほど一途な女である。
メレの素顔は美しく、それでいて冷酷非情で残忍な女性。怯える者を見るのが大好き。愛する理央の前で見せる笑顔と、それ以外の者に対する冷たい顔の落差が不気味だ。
かつて倒した激獣フライ拳の拳士・バエを、お腹の中に飼っている。
未熟な頃のゲキレンジャーでは、歯が立たない強さだった。
後に修行の末に『怒臨気』を会得した。
やがてすべての黒幕がロンだったと知ったとき、メレは怒りからロンに飛び掛かっていく。が、反撃され追い詰められた。最後の一撃をロンが放つ! そのとき、「メレ!」理央がメレをかばって倒れた! それを見たロンは、彼女をさらって理央の怒りを誘おうとするが、理央はジャンと力を合わせメレを助け出した。
「理央さま、どうして…」「俺に理由を言えというのか」…はじめて気持ちが通じ合ったふたり。そして無間龍になったロンの一撃で瀕死のメレは、「理央さま、申し訳ありません。メレは先に参ります」と言い残す。「ひとりにはさせん。あと少しだけ待っていろ」という理央の言葉を聞いて、微笑みながら砂になって消えていった…。

【活躍エピソード】
#9「ケナケナの女」
#16「ジリジリ!臨獣拳、課外授業」
#30「セイセイでドウドウな女」
#46「ギャワギャワの記憶」
#48「サバサバ!いざ拳断」

■平田裕香/ひらた ゆか
1983/09/15生(初登場放映当時:23歳) 北海道出身
炎神戦隊ゴーオンジャー・劇場版2「メレ」
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