■ジャッカー電撃隊■
1977/04/09〜1977/12/24
全35話
犯罪組織クライム
犯罪組織クライム
【敵組織】 はんざいそしき くらいむ
全世界をまたにかけて、武器の密造・密輸、麻薬密売、金塊強奪、暗殺などの凶悪犯罪を引き起こす、巨大な悪の犯罪シンジケート集団。あらゆる地下組織の中で最大規模を誇っており、世界中の都市を悪の支配下に置こうと企んで、世界各地で起こる様々な大小の犯罪を裏で操っている。
各地にはクライムの息のかかった幹部たち(クライムボス)が潜伏しており、犯罪の尖兵・デビルロボットなどの機械怪物は、その幹部たちと協力して作戦を実行する。途中からはデビルロボットが直接指揮をとるようになり、さらに戦闘集団的な色合いが強くなってくる。
常に国際科学特捜隊とは対立している。しかし、真の支配者シャインが現れてからは、その究極の目的が世界制服であることを垣間見せるようになった。
クライム要塞島
【基地】 くらいむようさいとう
クライムは各地に多くの基地を保有している。本拠地となる本部は、南太平洋上に浮かぶ「クライム要塞島」と呼ばれる無人島で、普段は、岩山にカモフラージュしているカタパルトから、多数の戦闘機「デビルシャーク」を発進させることができる。実際にデビルシャークの編隊によりアメリカの艦隊を全滅せしめたこともある。無人島の内部をくり抜き、大改造して造られている。犯罪に必要なものはすべてが揃っていると言われており、内部にはアイアン・クローの司令デスクがある。
そのほかにも、兵器密造工場、麻薬工場、海底基地、捕虜収容所などを各地に持っており、どれもが発見の難しいところに作られている。
3話で、青年たちを操って犯罪を行った横浜ボスの要塞「兎島」には、クライム砲が装備されていたが、ジャッカーの活躍で崩壊してしまった。そのほかにも房総半島の地底エネルギー基地、地獄天使の基地などが挙げられる。また、装備としては、クライム砲以外にも、クライムレーザー砲、ロングロングカノン砲などが大型のものとしては代表といえよう。
本拠地であるクライム要塞島の内部にアイアンクローの司令デスクがある。
クライム装甲車
【マシン】 くらいむそうこうしゃ
クライマーや機械怪物が戦闘時、作戦行動時に乗用する装甲車。大きな犯罪を行うときや、ジャッカーとの戦いに、武装したクライマーたちを乗せて出動する。3話、27話などでその性能を証明する大車輪の働きを示した。
前面に機銃を二門備えており、ミサイルも装備している。
クライムオートバイ
【マシン】 くらいむおーとばい
29話で、カマキリ大酋長とアパッチ軍団が乗ったオートバイ。
軽快な動きには特徴がある。
科学特捜隊の基地を襲い、藤田長官を殺害してしまった。
クライムライダーのバイクと同タイプである。
デビルシャーク
【戦闘機】 でびるしゃーく
■全長:35m ■重量:20t ■最高速度:マッハ3 ■航続距離:2万km
クライムの戦力増大に大きな役割を果たした主力戦闘爆撃機。十字砲火攻撃が得意技。
要塞島が二つに割れてできる滑走路から独特の編隊を組み出撃してくる。推定五千機保持。
武器は口から連射される誘導装置つきの「空中魚雷」で、アメリカ海軍の原子力空母を一瞬にして破壊せしめた。スカイエースにも大編隊で攻撃を仕掛けるが、勝利したことはない。