■太陽戦隊サンバルカン■
1981/02/07〜1982/01/30
全50話

太陽戦隊サンバルカン
バルイーグル
バルシャーク
バルパンサー

キャラクター
テクニック
メカニック
ロボット

機械帝国ブラックマグマ
■キャラクター■
ヘルサターン総統
全能なる神(全能の神)
ヘドリアン女王
アマゾンキラー
ゼロガールズ
イナズマギンガー
マシンマン
ダークQ
キングマグマー
機械生命体

放映リスト
参考文献
スタッフリスト

機械帝国ブラックマグマ/キャラクター

ヘルサターン総統

【首領】 へるさたーんそうとう
■武器:鉄の爪
■最期:イナズマギンガーのアンドロメダボール(#47)

機械帝国ブラックマグマの総統として君臨している悪魔の科学者。
国連サミットの会場に立体映像で出現し、全人類へ宣戦布告を行った。手始めに、機械帝国のエネルギー源・マグマエネルギーが豊富な日本列島を襲い始めた。
超科学の徒であると同時に、「黒い太陽神」への信仰を重視するという二面性があり、かつて電子戦隊に敗れ去ったヘドリアン女王を迎え入れて、その妖魔術を重要な戦力とした。次々と機械生命体やマシンマン、ダークQなどを造り出し、人類に不敵な挑戦を繰り返している。
永遠の命を持つ太陽と機械のみを信ずるため、滅びる生命、すなわち人間や動植物を嫌悪しているのだ。
自分の戦略には絶対の自信を持つ一方で、女王たちの進言や提案を聞き、即実行に移す度量の広さを持ち合わせている。そのパワーと科学力、統率力でブラックマグマを支配している。
鋭い鉄の爪を振るい、大きな動きによって感情を表現する。15話では、ヘドリアン女王とのかけあいなどで、時折人間くさい言動を垣間見せることもある。22話ではゼロワンの死を悼んで、サンバルカンへの怒りに打ち震えた。
鋭い鉄の爪を持った右手から放射状に破壊光線を発射する「サターン鉄の爪」や、眼から発する赤色光線「サターン眼力光」、そして杖から渦巻状の熱線を出す「地獄の剣」がヘルサターン総統の武器。また、空間転移能力も備えている。
47話では、ヘドリアン女王の計略で、イナズマギンガーとの一騎討ちが勃発。
イナズマギンガーの執拗な攻撃に敗退し、首を切断されて絶命した。その正体は、「全能の神」が造り上げた機械人間であると発覚する。結局は作られた操り人形だったのだ。
さらに、機械帝国の黒幕「全能の神」によるエネルギー光波で特殊再生されると、自らを破滅に追いやった女王を祟り、疑心暗鬼に追い込んで、女王自らも自滅していくことになる…。

【#1〜50、劇場版】
【デザイン:野口 竜】
【モチーフ:ダース・ベーダー】
【スーツアクター:日下秀昭】

■声:飯塚昭三/いいづか しょうぞう
1933/05/23生(初登場放映当時:47歳) 福島県出身
秘密戦隊ゴレンジャー・「三ヶ月仮面、ツバサ仮面、鉄人仮面テムジン将軍、他(声)」
ジャッカー電撃隊・「デビルキラー、デビルドリル、デビルマイト、他(声)」
バトルフィーバーJ・レギュラー「サタンエゴス」、#35「大富豪」
電子戦隊デンジマン・「ムササビラー、シャボンラー、チカゲリラー、他(声)」、#46「五代万作」
電撃戦隊チェンジマン・「ジーグ、ダブン(声)」
地球戦隊ファイブマン・「ゴキラーギン、ブタルギン、コガネギン、他(声)」
恐竜戦隊ジュウレンジャー・#37「ドーラ金角(声)」
激走戦隊カーレンジャー・#38「PPチープリ(声)」
星獣戦隊ギンガマン・#27「モルグモルグ(声)」
百獣戦隊ガオレンジャー・OV「ラクシャーサ(声)」
轟轟戦隊ボウケンジャー・劇場版「ハイド・ジーン(声)」
天装戦隊ゴセイジャー・#1〜15「モンス・ドレイク(声)」
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z「魔王サイコ(声)」

全能なる神(全能の神)

【真の支配者】 ぜんのうなるかみ(ぜんのうのかみ)
■最期:嵐山長官の怒りのバルカンスティックからの光線

ヘルサターン総統を陰で操る「黒い太陽神」と呼ばれる真の支配者。
自らを神と称し、機械帝国を治めてきた。「全能の神」とも呼ばれる。
機械帝国の奥にある氷の部屋に鎮座しており、その存在は総統しか知らない。
脳髄だけの生き物であり、ここからの指令伝達を超LSIが受けて、機械帝国を動かすシステムであった。
エネルギー光波を用いて一度死亡した者を実体として復活させ、意のままに操る。ヘルサターン総統やヘドリアン女王、アマゾンキラーを甦らせた。また、脳髄から発する熱線でサンバルカンを攻撃したり、念波による自己再生能力で設備を復元することが可能。
嵐山長官
脳髄自体は非常に脆弱で、降伏を迫られた嵐山長官の怒りのバルカンスティックからの光線を受け滅びてしまった。
その正体は謎のままで、ブラックマグマのテクノロジーがすべて、この「脳」がもたらしたものだとすれば、彼は一体何者だったのか? 宇宙人なのか、科学者の脳髄なのか、超コンピューターなのか…? そしてなぜ地球を支配しようとしたのか…この「神」が死んだ今、すべては謎に閉ざされたのである…。

【#48〜50】
【モチーフ:機械化された脳】

■声:柴田秀勝/しばた ひでかつ
1937/03/25生(初登場放映当時:44歳) 東京都出身
忍者戦隊カクレンジャー・レギュラー「妖怪大魔王(声)」、#42〜44「ダラダラ(声)」
激走戦隊カーレンジャー・#39「CCパッチョーネ(声)」
星獣戦隊ギンガマン・レギュラー「船長ゼイハブ(声)」
百獣戦隊ガオレンジャー・レギュラー「ラセツ(男/声)」
爆竜戦隊アバレンジャー・#41「レインディアサンタ(声)」
特捜戦隊デカレンジャー・#44「師匠(声)」
獣拳戦隊ゲキレンジャー・レギュラー「大地の拳魔マク(声)」
天装戦隊ゴセイジャー・劇場版1「超新星のギョーテンオー(声)」
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦「ジェネラルシャドウ(声)」

ヘドリアン女王

【大幹部】 へどりあんじょおう
■最期:錆び付いたメカ心臓が腐食し、寿命が尽きる

かつて電子戦隊と死闘を続けたベーダー一族の女王。
電子戦隊に敗退し、一族が滅ぼされて戦いに嫌気がさし、北極の冷たい氷の中で眠りについていたが、その強力な妖魔術の力をヘルサターン総統に見込まれ、メカ心臓を埋め込まれて機械生命体となり、太陽神の巫女として復活した。
初めは人類への復讐を願う一方で、メカ人間を侮蔑していたが、次第にその力を認めるようになる。作戦の立案をはじめ、黒い太陽神への黒ミサの儀式を執り行ったり、モンガーに念動力を授けたりと、様々に暗躍する。
また、強欲な性格は相変わらずで、財宝や貴金属への執着が強く、自分のわがままで機械帝国を振り回すことも多々あった。
29話ではバラモンガーとサンバルカンロボの戦いを見て興奮してヘルサターンに技をかけたり、31話ではカミナリ様の格好で太鼓を叩きモンガーを応援した。
得意の「妖魔術」で水晶玉に遠く離れた場所の映像を映し出す。実際に戦闘にはあまり参加しなかったが、電子戦隊と激闘を繰り広げた時と同等の妖魔術を使うことができるようである。「ベーダー妖魔術曼荼羅」と唱えて、様々な妖魔術を駆使する。
機械帝国に妖魔術の力を見込まれて復活・蘇生したため、その使命は機械帝国への戦力アップであるのだが、自己顕示欲と権力欲などの欲望が強すぎたために、己自身が機械帝国のトップの座に着こうと画策していた。もちろん、人類への復讐も忘れてはいない。
総統の良き参謀役として多様な作戦を立案するが、イナズマギンガーの登場がきっかけとなって権力欲をあらわにし、腹心のアマゾンキラーとともに機械帝国の反乱に成功して玉座に着く。しかし、黒い太陽神の祟りで人工心臓は腐り始めてしまう。周囲への疑心暗鬼に駆られた女王はアマゾンキラーまでも疑い、人工心臓の交換を拒否。
女王は妖魔術で美佐を生け贄に拉致し、延命の儀式を画策するが、嵐山長官に儀式を執り行う宣告をした直後、心臓は停止して死亡してしまった。
デザイン的には以前と印象を変えるため、ツノを失くして頭をミラーボールのようにし、水晶玉のイヤリングをつけてヘルサターン総統との対比を図っている。

【#4〜50、劇場版】
【デザイン:野口 竜】

■曽我町子/そが まちこ
1938/03/18生 - 2006/05/07没(享年68歳)(初登場放映当時:42歳) 東京都出身
バトルフィーバーJ・#3「東英社編集長(デスマスク怪人)」
電子戦隊デンジマン・レギュラー「へドリアン女王」
光戦隊マスクマン・#30「ララバ」
恐竜戦隊ジュウレンジャー・レギュラー「魔女バンドーラ」
魔法戦隊マジレンジャー・劇場版、#48、49「天空大聖者マジエル」

アマゾンキラー

【幹部】 あまぞんきらー
■武器:短剣、アマゾンキック、暗黒パンチ、ベーダー超能力
■最期:ニューバルカンボールを受けた後、短剣で自害

23話より登場。苦戦続きのヘドリアン女王が銀河魔境から呼び寄せた、ベーダー一族の女戦士である行動隊長。ベーダー内では電子戦隊に破れたヘドラー将軍と同等の力を持ち、女王に対する忠誠心は絶対である。その実力をヘルサターン総統に認められ、24話以降、ゼロツー、ゼロスリー、ゼロフォーを束ねるゼロガールズのリーダーとなる。機械帝国内でただ一人、機械生命体ではないものの、機械以上に冷徹で非情な性格。
コンクリートの柱も手刀で軽く真っ二つにしてしまう腕力、アマゾンキック、暗黒パンチ、さらにはベーダー一族のすべての超能力を持つなど、数多くの能力を持っている。24話で見せた「忍法カラクリ」は、カラクリ人形を少女に化けさせ、油断した相手を襲わせる戦法である。戦略面にも秀でた冷酷無比な女戦士で、かつては「銀河無宿」の宇宙海賊として、イナズマギンガーと組んで暴れまわっていた女海賊でもある。
誇り高い立ち振る舞いと、丁寧な言葉遣いが特徴で、作戦行動の中心となって活躍した。
高度な戦略家である一方、高い戦闘力を誇り、破壊光線を発する短剣や優れた格闘術や催眠術、そして巧みな変装で敵を翻弄する。36話では、エスパー狩りのため、変装して北沢加美子の占いの店「シエラザード2001」を探る。また、変装の中でも老婆に化けるのが得意。
怪光を放つ短剣からは、海賊同士の交信手段である「イナズマ信号」を発することも可能。眼からの熱線や、兜の角から発する電撃も強力である。設定では「銀河宇宙蹴り」という蹴り技も存在。
49話では死亡したヘドリアン女王のあとを継いで機械帝国の女王に就くが、全能なる神の出現によって、その地位は名ばかりのものになってしまう。
最後は一人の戦士として氷の決闘場・勇者の広場に現れ、機械帝国に侵入してきたサンバルカンと正面から戦い、全能の神の居場所を伝えて壮絶に散っていった。

【#23〜50、劇場版】
【デザイン:久保宗雄】
【モチーフ:SFイラストレーター、フランク・フラゼッタが描く古代の女戦士】

■賀川雪絵/かがわ ゆきえ
1948/02/01生(初登場放映当時:33歳) 東京都出身
秘密戦隊ゴレンジャー・#19「ミス・サファイヤ」
バトルフィーバーJ・#21、22「ゼロ1」

ゼロガールズ

【スパイ】 ぜろがーるず

ヘルサターン総統のボディガード兼秘書である4人組のアンドロイド美女軍団。
ブラックマグマ本部で立案された作戦を実行に移す役割を担い、それぞれ人間に変装して、潜入・誘拐・監視などの行動を行ない、人間社会に潜り込み、スパイ活動などの隠密行動を遂行する。
各々が高度なスパイ技術・格闘技を身につけており、サンバルカンの行く手を幾度となく阻んできた。
22話でリーダー格のゼロワンが戦死し3人組となったが、女王が呼び寄せたアマゾンキラーが後任のリーダーを務め、まとめ上げている。いずれも美女揃いである。

ゼロワン

【ゼロガールズ】 ぜろわん
■武器:ナイフ
■最期:人質を助けるためにジャガーバルカンから落とされたクレーンがアジトを直撃。アジトの大爆発に巻き込まれて爆死する。

ゼロガールズの隊長格としてゼロガールズを牽引、作戦行動の指揮を執ることが多い。紅のスーツを着用。
変装が得意で、クールな美女として人間社会に紛れ込んで作戦行動を展開することが使命。また、サンバルカン打倒のための作戦の陣頭指揮を執ることもゼロワンの重要な使命である。
得意技はナイフ投げ。このほかに刀、火薬玉、マシンガン、風船爆弾などを用いて敵を攻撃。
12話ではゼロフォーとともに、ハート型の光線を出して宝石店の店主を悩殺した。
サンバルカンに激しい敵意を抱いている恐ろしい女であるが、時折とぼけた表情を見せることもあった。
22話の「化石化作戦」の実行中、サンバルカンとの戦いにおいて、アジトの崩壊に巻き込まれ、ヘルサターンを賛美しつつ壮絶な爆死を遂げて戦死していった。

【#1〜22】
【デザイン:野口 竜】
■北川たか子/きたがわ たかこ
1955/08/24生(初登場放映当時:25歳) 徳島県出身

ゼロツー

【ゼロガールズ】 ぜろつー
■武器:カード
■最期:オーロラプラズマ返し(キングマグマー操縦中に戦死)

ゼロガールズのサブリーダーとして、作戦行動を円滑に進めるべく暗躍を続ける。
ヘルサターン総統に固い忠誠を誓っており、プライドが高く、ヘドリアン女王のわがままに反発する面も見られた。
ゼロツーの武器は、刃のようにフチを研ぎ澄ましたカードで、扇状に広げて敵に投げつける。
マシーンやメカの取り扱いにも長け、ゼロスリーとともにバイクに搭乗することも多い。黒っぽいスーツを着用。変装、破壊工作を主としたスパイ活動に長ける。
機械帝国の最終兵器キングマグマーにゼロスリー、ゼロフォーとともに搭乗して最後の決戦に挑むも、サンバルカンロボの「太陽剣オーロラプラズマ返し」によってキングマグマーごと破壊され、絶命していった。

【#1〜50、劇場版】
【デザイン:野口 竜】
■東 まり子/あずま まりこ
1955/03/21生(初登場放映当時:25歳) 和歌山県出身

ゼロスリー

【ゼロガールズ】 ぜろすりー
■武器:サイ
■最期:オーロラプラズマ返し(キングマグマー操縦中に戦死)

ゼロガールズの一員として、作戦立案、実行を使命としているが、過激的な言動が多い。好戦的な武闘派であり、7話の作戦会議では「人間狩りをしたい」と提言していた。
力自慢で肉弾戦を得意とし、サンバルカンと幾度となく激闘を繰り広げた。
得意な武器はサイで、23話ではアマゾンキラーの腕を試すべく、格闘戦を展開する。46話では左腕を負傷し、露出したメカをゼロフォーが応急処置を施した。
緑のスーツを着用。スパイ活動に長ける。
機械帝国の最終兵器キングマグマーに搭乗して最後の決戦に挑むも、サンバルカンロボの「太陽剣オーロラプラズマ返し」によってキングマグマーごと破壊され、爆死した。

【#1〜50、劇場版】
【デザイン:野口 竜】
■宇田川由紀/うたがわ ゆき
電子戦隊デンジマン・#43

ゼロフォー

【ゼロガールズ】 ぜろふぉー
■武器:ヨーヨー
■最期:オーロラプラズマ返し(キングマグマー操縦中に戦死)

ゼロガールズの一員として任務を遂行することが使命。
あまり感情的になることは少なく、万事に冷静な対応を見せ、常に整然と行動するゼロガールズの一員。
得意とする武器はヨーヨーで7話で初使用。これを自在に操り、敵を締め上げる。
47話でヘルサターン亡き後、ヘドリアン女王を新たな帝国の支配者に推挙した。
紫のスーツを着用。主に通信や索敵に優れた能力を発揮する。
機械帝国の最終兵器キングマグマーに搭乗して最後の決戦に挑むも、サンバルカンロボの「太陽剣オーロラプラズマ返し」によってキングマグマーごと破壊され、絶命していった。

【#1〜50、劇場版】
【デザイン:野口 竜】
■高島敏子/たかしま としこ(#1〜4)
電子戦隊デンジマン・劇場版
■広 京子/ひろ きょうこ(#5〜50、劇場版)

イナズマギンガー

【アウトロー】 いなずまぎんがー
■武器:剣、盾、イナズマ光線、イナズマバリヤー、ギンガーキック、アンドロメダボール、イナズマキャノン、イナズマチェーン、スーパーサンダー
■最期:イナズマモンガーに改造されてしまう

アマゾンキラーと組んで宇宙海賊をして銀河を荒らし回っていた「銀河無敵の電気男」。「銀河宇宙のならず者」という異名を持ち、略奪と殺人を繰り返した凄腕の宇宙海賊。
己の欲望のためなら仲間でも平気で裏切る性格であるため、本来一匹狼の孤高の戦士。アマゾンキラーとも互いに信用できないという愛憎渦巻く関係であった。
銀河警察に追われる身でありながら、地球征服を目的に地球へ飛来し、機械帝国に自分の実力を誇示して幹部の座に着くが、実は胸中に地球制圧の野望を秘めていた。
イナズマギンガーは剣や盾、二丁拳銃という多彩な武器を使いこなし、額から発射する「イナズマ光線」はバルカンボールを破壊した。47話では盾を用いて敵の攻撃を5秒間跳ね返す「イナズマバリヤー」を使用。回転蹴りのギンガーキックなど、優れた身体能力を駆使した攻撃も得意である。
また、自分自身で機械生命体を造るほどの頭脳の持ち主。バルカンボールをも跳ね返す優れた身体能力を駆使した攻撃も得意である。
サンバルカンロボの強奪を企んでおり、46話ではロボとモンガーの戦いを悠々と見物する。
地球征服の野望を秘めたイナズマギンガーは、全権掌握に抜け出るべくジャガーバルカンを強奪。己の勢力失墜を怖れたヘドリアン女王の計略によってヘルサターン総統と対決し、死闘の末に討ち果たす。機械帝国の玉座を手に入れるものの、全能なる神によって玉座の紋章が怪光を放ち、自由を奪われたイナズマギンガーは機械生命体製造マシーンに押し込められて、機械生命体「イナズマモンガー」に改造されてしまう。
理性を失ったイナズマモンガーはサンバルカンに対峙し、サンバルカンロボの「オーロラプラズマ返し」によって、その野望は終焉を迎えた。
デザインでは、一匹狼的な宇宙海賊ということで、ダークヒーロー的なイメージでまとめてあり、造型では膝部に機械的なアーマーが加えられた。

【#45〜49】
【デザイン:野口 竜】
【スーツアクター:春田三三夫】

アンドロメダボール

【武器】 あんどろめだぼーる
腹部の覆いが開き、球状の爆弾を発射する。砂漠でヘルサターンとの決戦時に使用し、大ダメージを与えた。

イナズマキャノン

【武器】 いなずまきゃのん
ギンガーの両肩にある大型火器。普段は肩のプロテクターに隠してある砲塔を素早くセットし、弾丸を連射して発射する。

イナズマチェーン

【武器】 いなずまちぇーん
腹部から鉤ツメ付きの鎖を射出し、バルイーグルの自由を奪ってしまう。かなりの強度があると思われる。48話で使用。

スーパーサンダー

【技】 すーぱーさんだー
剣を天空に掲げて人工雲を作り、そこから地上の敵に放電攻撃を見舞う技。さすがのヘルサターンも防ぎきれなかった。
■声:渡部 猛/わたべ たけし
1936/03/21生 - 2010/12/13没(享年74歳)(初登場放映当時:45歳) 高知県出身
秘密戦隊ゴレンジャー・「毒牙仮面、銀熱仮面、軍艦仮面(声)」
バトルフィーバーJ・「バッファロー怪人、ドグウ怪人、カタツムリ怪人、他(声)」
電子戦隊デンジマン・「デンジ星人(声)」
太陽戦隊サンバルカン・「ウミヘビモンガー、ハラペコモンガー、イナズマモンガー(声)」
大戦隊ゴーグルファイブ・「タコモズー、ヤモリモズー、バクモズー、他(声)」、#49「水道局員」
科学戦隊ダイナマン・レギュラー「帝王アトン(声)」
電撃戦隊チェンジマン・レギュラー「ギョダーイ(声)」
超獣戦隊ライブマン・「ジシンヅノー、スペースヅノー(声)」
高速戦隊ターボレンジャー・レギュラー「暴魔大帝ラゴーン、ネオラゴーン(声)」
地球戦隊ファイブマン・#21「アメーバルギン(声)」
恐竜戦隊ジュウレンジャー・レギュラー「ブックバック(声)」
忍者戦隊カクレンジャー・#15、16「シュテンドウジ兄(声)」
激走戦隊カーレンジャー・#12「UUウーリン(声)」、#13「再生UUウーリン(声)」、OV「バラモビル(声)」
電磁戦隊メガレンジャー・#29「ブタネジレ(声)」
星獣戦隊ギンガマン・レギュラー「破王バットバス(声)」

マシンマン

【戦闘員】 ましんまん

戦闘、破壊活動用のアンドロイド・サーバントの最下級兵士。主に機械生命体の作戦行動をアシストする。
自我を持たないメカ人間で、ヘルサターンやゼロガールズの命令を忠実に遂行する。戦闘機ヘルファイターを操縦。
武器の扱いに長け、三叉の短剣やマシンガンで武装し集団で襲撃する。
人間へ変身することも可能で、戦闘やスパイ活動に能力を発揮する。
45話のボクシング部隊など、指揮するモンガーの特性にあわせて訓練された者たちもいる。白衣を着た科学班も存在し、ダークQや兵器開発などに従事している。
顔が機械帝国のマークになっており、機械帝国の秘密工場で大量生産されている。
語源は「Machine(機械)+Man(男)」。
初稿段階のデザイン画は、肩口から流れ出る溶岩がイメージされていた。

【デザイン:野口 竜】

ダークQ

【スパイ】 だーくきゅー

機械帝国で開発され、あらかじめ人間社会に潜入し、情報収集や監視などを行うスパイ用アンドロイド。人工皮膚によってあらゆる人間に変装でき、世界各国に派遣されて諜報活動や要人暗殺などの任務を遂行する。
人間社会に潜り込むまで、その製造過程では様々なチェック検査が施され、優秀でないものは破棄処分されてしまう。厳しい検査をクリアした精鋭の者だけが選ばれる。
運動神経、性癖、仕草や身体的特徴までコピーされるので、簡単には見破れない。18話では特殊素材ミエナインで強化され、バルカンアイによる透視能力を持ってしても正体を見破ることが出来なかった。万が一見破られた際には自爆プログラムが作動してしまい、証拠を隠滅してしまう。必要最低限の作戦指示しかプログラムされていないため、たとえ捕らえられても得られる情報はごくわずかなものだ。
生体構造上、欠かせない部品としてダイヤモンドを利用する。
美女、少年、若者など変幻自在に変装が可能で、ダークQひとりで何人にも化けることが可能。男一人分くらいの重量なら片手で軽々と持ち上げられるが、電気ショックや強い衝撃には弱い。
武器は怪力や眼からの破壊光線、右腕の対人用小型マシンガンなどがある。高熱を発してドアなどを融解、破壊する。アジトとの連絡には通信機が使用される。
任務は各自それぞれだが、失敗した者は容赦なく処刑される。


キングマグマー

【最終兵器】 きんぐまぐまー
■武器:レーザー、冷凍ガス、金色の鉄球、ミサイル弾
■最期:オーロラプラズマ返し(Bタイプ)

機械生命体を凌駕するパワーを持つブラックマグマの最強兵器であるシステムロボ。ゼロツー、ゼロスリー、ゼロフォーの3名が操縦する。
全能なる神の号令によって機械帝国にある、自己再生機能を持つメカが合体してボディを形成している。
眼から放つレーザー、冷凍ガス、ハンマー、金色の鉄球などの武器を使い、日蝕下の北極でプラズマエネルギー不足のサンバルカンロボを攻撃し窮地に陥れたが、最期は「オーロラプラズマ返し」を受け、操縦するゼロガールズとともに散った。
右腕からはミサイル弾を連射する。

【#50】
【デザイン:野口 竜】
【モチーフ:機械生命体製造マシーン】

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